太陽光発電所をAIで守る「攻めの防犯」システム『Miterus ミテルス』発売
- 2025.10.27
- 太陽光発電所をAIで守る「攻めの防犯」システム『Miterus』発売 被害総額約109億の急増する金属ケーブル窃盗の対策に!
東信電気株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表者:遠藤俊洋)は、急増する太陽光発電所設備の銅線盗難被害への対策として、業界初となるAI認識システムを搭載した盗難対策システム「Miterus(ミテルス)」を11月1日に発売開始いたします。
本システムは、エッジAI認識により不審者・不審車を高速かつ正確に検知し、超高輝度の光と最大105dBのサイレンで即座に威嚇、同時に設備管理者への異常発生通知(メール)や警備会社・警察への通報(直通不可)まで一貫して自動で行います。高精度な検知と強力な威嚇機能により、費用対効果の高い「攻めの防犯」 を実現します。

コンピューター頭脳を活かしたケーブルの盗難抑止、AI機能を利用し検知性能向上
警視庁報告によると、金属ケーブルの盗難被害が109億円。そのうち太陽光発電施設における金属ケーブル窃盗被害の割合が2021年以降多発し約42億円(40%)の被害にまで増加している。なぜ太陽光発電所が狙われるのか?夜間は動作休止し無人状態で運営されてることが多いため、人目につきにくい立地場所、逃げやすい、コロガシ配管(地上配管)などが原因とされる。
開発当初は、世の中の困りごとを当社のコンピュータ機器の開発技術で解決させることが出来ないか検討しました。当時は、田畑を荒らし農家を悩ますイノシシやシカの獣害対策システムを考えましたが、費用対効果の課題に直面した。そこで、太陽光発電所設備の銅線盗難に着目し現場の盗難抑止という声に答えようと思い開発しました。
「Miterus」の特長と仕組み
エッジAI認識による不審者・不審車両を高速検知し、犯行現場で威嚇機能が連動する。高感度イメージセンサやIR LEDによる夜間でも高画質映像保存の実現。高精度でピンポイントな警戒で誤報を削減し確実な異常発生状態を検知する。また警備コストを抑えることにつながる。
光と音で不審者を威嚇し、犯行の邪魔をする
犯行現場での犯行時間を阻止(犯行時間を遅らせる)するために、超高輝度の投光器(10,000ルーメン×3基)によるまぶしい光で不審者を威嚇。また、最大105dB(救急車のサイレンが約80dB相当)のサイレン音で不審者を威嚇。安易に犯行をさせないように、投光器の光とサイレン音が共に連動し盗難意欲を衰退させる。なお光量、音量はプログラム設定により出力強弱の変更が可能です。

犯行の決定的証拠を記録・保存。クラウド上に保存する事でセキリティも万全
最近は下見の段階で防犯・警備状態の確認することが増加している。当社のシステムは、侵入者、不審者の犯行動画を専用クラウド上に保存します。たとえシステム本体が破壊されたとしても、証拠映像は簡単に消去できないことがポイントです。また、決まった時間に記録した映像を送信する「見回り機能」や異常通知をパソコンやスマホで受信後、威嚇機の発光、音声を遠隔で操作が可能。
今後の展望について 「社会の困りごとに貢献するものづくり」を継続
当社は電子機器の開発・製造による「ものづくり」を75年歩んでまいりました。多くのお客様の困りごとを少しでも解決できる製品、社会課題の解決につながる製品を世の中に提供していきたいと考えています。
